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薬害イレッサ「下書き」問題情報公開請求訴訟 第1回期日

2011-12-20

2011年12月20日、東京地方裁判所において、薬害イレッサ「下書き」問題情報公開請求訴訟の第1回口頭弁論期日が開かれました。
傍聴席はほぼ満席となり、この裁判に対する関心の高さが示されました。

被告国は、原告の訴状に対する答弁書に自らの主張(不開示事由該当性の説明)を全く記載せず、追って提出する準備書面で主張するとしました。
これは、時間稼ぎというほかありません。

当方は、意見陳述において、学会に対する秘密裏の働きかけによって世論を欺き、自らの和解勧告拒否を正当化した国・厚生労働省の行為は、著しく正義に反する和解勧告つぶしであり、長期にわたる慎重な審理の末に和解勧告を示した裁判所を愚弄するものであって、国と学会には事件の事実関係を公に説明する責任があることを指摘し、被告国は速やかに不開示事由該当性に関する主張を提出するよう求めました。

裁判長も、開示文書が真っ黒に墨塗りされているため何が書かれているのか分からず、今のままでは裁判所は不開示事由該当性の判断ができないとして、被告国に対し、裁判所の判断が可能となるよう、文書の内容を工夫して説明するよう指示した上で、準備書面の提出期限を2012年2月20日としました。

次回期日は下記の通りです。
皆様の傍聴をお願い致します。

<次回期日>
 2012年3月13日 午前11時30分
 東京地方裁判所705法廷