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「『新型インフルエンザ(A/H1N1)ワクチンの接種について(素案)』についての意見」提出

2009-09-14

 2009年9月13日付で、厚生労働大臣に対し、「『新型インフルエンザ(A/H1N1)ワクチンの接種について(素案)』についての意見」(パブリックコメント)を提出しました。

 厚生労働省は、新型インフルエンザについて、すでに日本で54万人以上の多数の罹患者がいると推定されているにもかかわらず入院患者・死者の数が限定的である(つまり罹患者のほとんどが軽症で治癒している)という現状や、ワクチンの有効性が限定的であると予想されること等について、正しい情報を国民に伝えているとはいえません。
 医薬品の特例承認(薬事法14条の3)は、致死性の高い感染症の発生などの緊急の非常事態に備えた例外的制度であって、今回の新型インフルエンザに対する輸入ワクチンに適用することには大きな疑問があります。

 薬害オンブズパースン会議は、ワクチン問題をはじめとした新型インフルエンザ政策について、より科学的で国民本位の議論が行なわれることを切望しています。