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インフォームド・コンセントには十分な情報と患者を支える仕組みが必要

2007-12-12

(キーワード: インフォームド・コンセント、利益相反、患者を支える第3者機関)

 インフォームド・コンセントは、「説明を受けての同意」、「情報を与えられた上での自己決定」などと訳される。ネーチャーメディスン誌2007年9月号が「情報を与えられていない同意? (Uninformed consent?、引用者註:疑問符は原文でつけられたもの) ―米国は人々が臨床試験参加を決定する前に、情報のすべてと必要なサポートを受けることを確実にするため、インフォームド・コンセントの規則を刷新する必要がある」との論説を掲載している。その要旨を紹介する。
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米国ではインフォームド・コンセントがインフォームド・コンセントとなっていない。患者が臨床試験参加に合意する際には、臨床試験に参加したときに起こりうるすべてのことを患者が理解できるよう、保証せねばならない。医師が自分の患者に参加を勧める仕組みは問題があり、患者が意思決定をするのを援助することで患者を支える第3者機関の関与が、利益相反の観点から必要である。インフォームド・コンセントの規則、患者を支える仕組みは刷新される必要がある。 (T)

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