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 先日、海外の宇宙探査プロジェクトチームの奮闘を報じた番組を見ました。その中で印象に残ったのは、新型コロナウイルスの感染拡大のために、リモートの作業が増え、会議もWebで行うようになってから、難しい問題が解決できなくなったというチームリーダーの言葉でした。要するに、声をかけて相談したり、食事のときに話したりということを含め、日常的に場を共有して自由に意見交換ができる環境が、実は難問解決の糸口やひらめきを与えていたことを再認識したという話でした。宇宙を相手に呻吟する研究者たちのいう難問のレベルは想像がつきませんが、妙に腑に落ちるところのある話でした。

 一方、Web会議が強みを発揮できる場面もあります。特に遠方にいる人同士が集まりやすい利点は大きいですね。NGOの会議は、平日の仕事が終わった後や土曜や日曜になりがちですが、そういう場合の参加しやすさを痛感します。

 そうした強みを生かして、本年1月、タイアップ全国の学習会を実施してみました。北海道からも複数ご参加いただきました。第1回のテーマは新型コロナウイルス。当会議では治療薬アビガンとワクチンについて意見書を公表していますが、なぜ取り上げることになったのか、作成過程の議論、内容のポイント、公表後の反響などをざっくばらんにご紹介し、意見交換をしました。予防接種法改正に当たり、当会議のメンバーが衆参両院の参考人として意見を述べたその体験談と感想などもご紹介しました。当会議メンバーにとっても、タイアップ会員の皆さんと直接お話ができることは、励みになります。また、幸い参加した会員の方からは好評をいただきました。そこで、第2回の学習会も予定しております。

 詳しい日程は、追ってお知らせいたします。会員の皆様には、メールアドレスの登録もお願いしております。是非ご登録のうえ、学習会にもご参加ください。

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