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 薬害オンブズパースンメンバーの任期は2年です。2019年の6月から新任期に入りました。長らくメンバーとして活動されてきたサリドマイド被害者の増山ゆかりさん、大学教員・薬剤師・看護師の八重ゆかりさん、弁護士の後藤真紀子さんが退任され、新しいメンバーとして薬剤師の戸井千紘さん、弁護士の堀康司さんが加わりました。

 戸井さんは、医療機関や薬局に勤務する傍ら、医薬品の独立情報誌「薬のチェック」の編集アドバイザーをしてこられた方です。子育ても少し落ち着いてきたということで活動に加わっていただけることになりました。

 堀さんは、当会議が発足した1997年に弁護士登録をし、医療過誤事件を多く手がけてこられました。現在は医療事故情報センターの常任理事とHPVワクチン薬害訴訟名古屋弁護団の代表をされています。

 お二人ともこれまでに培った経験とセンスを薬害オンブズパースンの活動に存分に生かしてくださることと思います。

 他のメンバーは再任され、代表、副代表、事務局長ら役員は従前どおりです。

 薬害オンブズパースンの活動も23年目に入ります。先の国会で継続審議となった薬機法の改正が当面の課題です。条件付き早期承認制度の先取りともいうべき再生医療製品ステミラックなどもとりあげる予定です。

 当会議は、喘息治療薬ベロテック、肺がん治療薬イレッサなど、そのときどきの医薬品をめぐる問題を象徴するような医薬品を扱ってきましたが、その意味で、HPVワクチンについては、引き続き当会議の重要な課題として位置づけて扱っていきたいと思います。

 意見書の公表を基本とした活動スタイルは従前どおりですが、HPVワクチンに関して、もう少しフットワーク軽く情報発信ができるように、新しいブログを開始することも検討中です。

 薬害オンブズパースン会議の監視活動の必要性と重要性は増していると感じています。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願い致します。

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