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【野間】 まず、「薬被連」の概要を教えて下さい。

【花井】 正式名称は「全国薬害被害者団体連絡協議会」です。構成団体は、財団法人いしずえ(サリドマイド被害者)、MMR(新三種混合ワクチン)被害児を救援する会、大阪HIV訴訟原告団、財団法人京都スモン基金、京滋筋短縮症の会、陣痛促進剤による被害を考える会、スモンの会全国連絡協議会、東京HIV訴訟原告団、薬害ヤコブ病被害者・弁護団全国連絡会議の9団体となります。これらの各団体から役員が出ており、私がその代表世話人をしています。

【野間】 設立したきっかけは。

【花井】 1999年10月22日が設立日です。財団法人京都スモン基金が主催する「薬害根絶フォーラム」というイベントに、同基金の呼びかけで参加した薬害被害者団体が、薬害根絶、被害者救済、恒久対策の実現の目的で一致し、「薬害根絶フォーラム」の主催を主な具体的活動として、設立されました。その後、厚生労働省正面に建立された、薬害根絶「誓いの碑」建立1周年である、8月24日を薬害根絶デーとし、碑の前で医薬局長へ、要望書を提出するなど、社会にアピールする活動を展開するとともに、年1回、厚生労働省、文部科学省、医薬品機構との協議も行うなど、活動の範囲を広げています。

【野間】 昨年の独立行政法人問題(機関紙16号2〜3ページ参照)では大活躍でしたが。

【花井】 いろんな団体の方が一致結束して、薬害根絶の精神に反する法案の成立を阻止しようと連日頑張りました。残念ながら法案は成立しましたが、厚生労働大臣との直接交渉を勝ち取り、今後もこの問題について発言していく立場を獲得するなど成果も大きかったと思います。

【野間】今後の課題は。

【花井】 薬害教育が重要であると考えており、薬害の実態を医学、看護教育等専門教育および小中学教育に生かすために、厚生労働省管轄の医師国家試験や文部科学省関連教育機関への徹底を図りたいと思っています。また、小、中、高等学校の教科書への掲載も求めていく予定です。

【野間】薬害オンブズパースン会議やタイアップグループに期待していることはありますか。

【花井】 市民の感覚と専門的知識を兼ね備えた団体が、被害者団体をサポートすることは非常に重要です。今後もいい関係を続けていきたいと思います。

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