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8月24日、薬害根絶デーが行われました。
 例年どおり、午前中は、全国薬害被害者団体連絡協議会(「薬被連」)と文部科学省との交渉、午後は厚生労働大臣に「薬害根絶誓いの碑」の前で、薬被連、薬害肝炎、薬害イレッサの各代表者が要請書を手渡した後、薬被連と厚生労働省との交渉が行われました。紙面の都合で詳しくご紹介できませんが、薬被連の交渉は着実な成果をあげています。
 また、支援者の活動も活発です。今回の薬害根絶デーは、薬害イレッサ訴訟、薬害肝炎訴訟の原告・弁護団・支援する会をはじめ、当会議など幅広い人たちで構成される実行委員会を組織し、事前に実行委員会を開き準備をしてきました。
 当日は、全国各地から薬害被害者、支援者などが多数集まりました。特に、若い人が多く、独創性豊かなパフォーマンスもありました。若い人が、薬害問題に関心を持ち参加していくことは、運動に活気が出ますし、今後の運動の継続にも大きな力となります。
昼の厚労省前でのリレートークでは、各薬害訴訟の原告や薬被連の花井十伍さんなど様々なメンバーがそれぞれの立場で薬害根絶を訴えました。当会議を代表して関口弁護士もイレッサの問題について分かりやすく、熱く語ってくれました。
また、午後には参加者と薬害被害者との交流会を行いグループディスカッションをし、夕方の報告集会では薬害エイズを題材にした一人芝居「冬の銀河」の上演、1日の行動の報告などがなされました。
本当に盛りだくさんで、とても充実した1日でした。参加者は、それぞれ薬害根絶のために頑張ろうと思ったことでしょう。今回は、冒頭に述べたように様々な人が参加しての実行委員会形式で準備をしてきました。そして、後日、実行委員会を継続させていくことを確認しました。薬害問題への支援の輪を広げていくのに大きな意義があると実感しています。

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