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 薬学を専攻している私にとって、臨床試験データ公表要件廃止の問題はとても気になることだったので、厚生委員会を傍聴させていただきました。
 聞いていて、やはり厚生省は過去の薬害事件によって更生していないんだなあ、と悲しく思いました。公開することによって承認は遅れるかもしれないけど、臨床試験データについては家西議員の「企業のためではなく、患者のために治験に参加した」という言葉どおり、一企業だけのモノではないと思うので、知的所有権が問題になることはないし、第三者がみてチェックできるという良い制度を残すべきだと感じました。
 医薬品は生体に直接影響を及ぼすモノなので、厚生省や製薬企業の人たちには自分たちのことよりもまず、「患者のため」二を第一に考えてほしいと思います。
 来年から私も一医療人として働くのですが、この体験を忘れず、医薬品の適正使用につとめていきたいと思っています。

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