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薬害イレッサ「下書き」問題情報公開請求訴訟 第6回期日のご案内

2013-01-17

厚労省職員が学会関係者に文案(下書き)を提供するなどして、和解勧告を批判する内容の学会見解を出すよう働きかけた、薬害イレッサ訴訟『下書き』提供問題。この悪質な和解勧告つぶしの真相を明らかにすべく、薬害オンブズパースン会議は関連資料の情報公開請求を行いましたが、厚労省は公開した文書のほとんどを黒く塗りつぶし、事実を隠蔽しています。

この黒塗り部分の開示を求めた情報公開請求訴訟を通じて、厚労省が『アタックリスト』なる表を作成して、学会以外の専門家団体や患者団体にも幅広く「アタック」をかけていたことが明らかになりました。

また、厚労省職員が学会関係者に対して送ったメールでは、「裁判所の所見に従うならば、あらゆる未知の危険が明らかにならないと抗がん剤のような新薬の承認ができなくなる」、「今後リスクある医薬品の承認はますます困難になります」などと、和解勧告の趣旨を偽り、学会側の危機感を不当に煽る方法で見解公表を要請していました。

一方で、被告国は、これらの要請の相手方である学会や団体の名称を開示すると、これらの団体が「イレッサ弁護団や報道機関から不当な世論誘導を行ったかのように批判」されることによって「信用を不当に毀損される」おそれがあるなどとして、不開示を正当化しようとしています。
『批判する方が悪い』と言わんばかりの、信じ難い主張です。

このような詭弁による情報隠しを決して許してはなりません。
是非第6回口頭弁論期日の傍聴をお願い致します。

日時:1月22日(火)11:30
場所:東京地方裁判所 7階705号法廷
  (地下鉄丸ノ内線・日比谷線 霞ヶ関駅A1出口徒歩1分)