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 2018年3月24日(土)午後1時半から東京大学武田ホールで、「世界のHPVワクチン被害は今」と題して国際シンポジウムを開催します。

 ハンマーで殴られるような激しい頭痛、関節や全身の痛み、不随意運動、脱力、視覚障害、睡眠障害、記憶障害や学習障害など、HPVワクチンの接種後に、多様な副反応症状が生じています。確立した治療法はなく、進学や就職の夢をあきらめなければならなくなった被害者も少なくありません。

 日本では2009年にサーバリックス、2011年にガーダシルが承認され、2017年8月末までに、約340万人が接種し、副反応疑い報告が3130件、その半分以上が重篤です。重篤副反応報告の頻度は他の定期接種ワクチンと比較して圧倒的に高くなっています。

 HPVワクチン(「子宮頸がんワクチン」)によって深刻な被害が発生し、社会問題化しているのは日本だけだ、日本でしかみられない集団ヒステリーだなどという人がいますが、そんなことはありません。HPVワクチンの副反応被害は、日本だけではなく世界で発生しています。被害者の多様な症状や、被害実態は日本と共通しています。被害者は被害者団体を結成し、救済を求めて活動をしています。

 本シンポジウムでは、集団訴訟が提起されているコロンビアを始め、スペイン、イギリス、アイルランドの被害者団体からゲストを迎え、被害実態、医学界や規制当局の対応、被害者の活動について、報告を受けて議論し、問題の本質に迫りたいと思います。

 ぜひお誘いあわせのうえご参加ください!


2018年3月24日(土)13:30〜17:30(13:00開場)
東京大学武田ホール
同時通訳付・事前申込不要・資料代500円

◆ 第1部 各国からの報告

HPVワクチンの基本的問題点と日本の現状 水口真寿美
薬害オンブズパースン会議事務局長、HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団代表 

コロンビアからの報告  Monica Leon Del Rio
"Rebuilding Hope Association HPV Vaccine Victims"代表、集団訴訟代理人弁護士

スペインからの報告  Alicia Capilla
"Association of Affected People due to the HPV vaccines in Spain"(AAVP)代表

イギリスからの報告  Mandeep Badial
"UK Association of HPV Vaccine Injured Daughter"(AHVID)科学部門担当

アイルランドからの報告  Anna Cannon
"Reactions and Effects of Gardasil Resulting in Extreme Trauma"(REGRET)広報担当

(※海外からの報告者は、いずれの方も被害者の母です)


◆ 第2部 パネルディスカッション

パネリスト 第1部報告者ほか
コーディネーター 隈本邦彦ほか(薬害オンブズパースン会議メンバー)

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