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 2016年4月、B型肝炎ワクチンの定期接種化等を内容とする政省令の改正案についてパブリックコメントが募集されたため、当会議は、…蟯接種化は必要ない、■揃心留蠅硲揃心留螢錺チンには未だはっきりしていない点があるからそちらの調査をまず実施すべき、(定期接種化の是非とは別に)国はB型肝炎とB型肝炎ワクチンに対する正確な情報を提供するよう努めるべき、とする意見書を提出しました。

 本来、ワクチンを接種するかどうかは人それぞれが決めるべきです。しかし、定期接種化されると法律によって接種の努力義務が課されるため、多くの人が接種するようになります。こうした影響の大きさを考えると、定期接種化が認められるためには、一般の医薬品と比較して「より高度の安全性と有効性」と、予防接種法が目的として掲げる「公衆衛生上の必要性」の双方が必要だと考えるべきです。

 B型肝炎ワクチンの場合、接種の対象となる新生児に対する安全性についての調査は不十分との指摘があります(高度の安全性の欠如)。また、予防が必要と言われているウイルス型に対する市販のB型肝炎ワクチンの効果についての明確なエビデンスもありません(高度の有効性の欠如)。そして、国が1986年から実施してきた母子感染予防事業がかなりの効果をあげており、これに加えてさらに定期接種化まで実施しなければならない理由も見出し難いです(公衆衛生上の必要性の欠如)。

 以上の検討からB型肝炎ワクチンの定期接種化は必要ないとの意見に至りましたが、こうした実情が広く国民に提供されているとは言い難く、むしろB型肝炎の重篤さやワクチンの安全性を強調する情報が多い状況にあります。そのため、まずは国がB型肝炎とB型肝炎ワクチンに関する正確な情報を提供することこそが重要だという意見も加えました。正確な情報提供のもとで、接種するかどうかは個々人に委ねるという本来のワクチン接種のあり方が実現するよう願っています。

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