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 本年6月をもって新しい任期に入りました。精神医療コーディネーターの小林信子さんと元大学教員の櫻井民子さんが退任し、新しいメンバーとして、勝村久司さんと坂田和江さんが加わりました。

 勝村久司さんは、陣痛促進剤によりお子さんを亡くされ、医療安全や薬害防止を求める活動に取り組んでこられた方です。坂田和江さんは、薬害肝炎訴訟の原告として、やはり薬害防止の活動をされています。お二人とも厚生労働省の検討会委員の経験もあり、既に当会議のメンバーである薬害被害者の増山ゆかりさんとともに、当会議の活動に、被害者ならではの視点やこれまでの活動経験を生かしてくださるものと期待しています。

 役員は代表が鈴木利廣、副代表は別府宏圀、片平洌彦、事務局長は私水口真寿美が再任され、交代はありません。

 さて、最近、糖尿病薬アクトスについて、ドイツとフランスの当局が、膀胱がんのリスク等を根拠に、新規患者への投与を停止する決定を下しました。

 実は、当会議は、日本でのアクトス発売直後に、アクトスの三つの危険性、心毒性,肝毒性、発がん性(膀胱がん)を指摘して販売中止の要望書を提出し、その後も当会議のWEBサイトの注目情報のコーナーで海外の動向を取り上げてきましたが、改めて早期販売中止を求めていきたいと思います。

 発足14年目に入る薬害オンブズパースン会議、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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