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 これまでのシンポジウムにも見られるように、製薬企業のマーケティング活動の問題点は海外ではつとに指摘されていたところであるが、わが国でも、タミフル横田班問題の発覚を契機に利益相反問題に対する関心が急速に高まり、また薬害イレッサ訴訟を通じて研究者と企業との経済的なつながりの一端が明らかとなっきた。2008年6月8日開催の薬害オンブズパースン会議設立10周年記念シンポジウム「歪められる医薬品評価〜産官学連携への警鐘」では、米国と欧州の代表的な民間医薬品監視団体からゲストを招き、利益相反問題をテーマに議論した。 

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