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2005年8月24日の薬害根絶デーに、「薬害対策弁護士連絡会」(略称「薬害弁連」)が発足しました。
 わが国ではご承知のように薬害事件がくりかえされ、その度に薬害訴訟が提起されてきました。薬害訴訟の法廷活動では、科学論争を避けて通ることができませんし、大量原告の個別的因果関係や損害立証上の工夫も求められます。また、訴訟による賠償一時金の獲得は、被害救済の一コマにすぎず、恒久対策としての各種手当・医療支援体制の整備等の課題や、薬害再発防止のための諸活動など法廷外の活動も求められます。薬害弁連は、これらの諸課題についての経験交流や研究、相互支援を強化する目的で組織されたものです。薬害訴訟弁護団に携わっている弁護士を中心に70名近い弁護士が参加しています。
 発足後、最初の行事として10月には、東京と大阪で新人弁護士向の薬害訴訟ガイダンスが実施され、薬害肝炎や薬害イレッサ等の弁護団に加わる仲間が増えました。研究活動も始まっています。 薬被連や薬害オンブズパースン等とも連携をとりながら、活動を深めていきたいと思います。どうぞよろしく御願い致します。        

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