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 8月24日の薬害根絶デーの翌日、横浜市で全国薬害被害者団体連絡協議会主催の「第3回薬害根絶フォーラム」が開催されました。
 「愛情だけでは守れない、子どもたちの未来」をテーマに、これまで繰り返されてきた薬害を子どもの目線で被害を検証し、薬害根絶を訴えるというものでした。これまでの薬害の多くで、悲惨な薬害被害の犠牲に子どもたちはなってきました。これは医薬品の安全性の確保や副作用情報の収集などを軽視してきた医療社会の歪みが、医療を受ける側の、とりわけ自分の立場を主張できない子どもたちにしわ寄せが行っているのではないかという視点があります。陣痛促進剤と予防接種のMMR(新三種混合ワクチン)を特集として取り上げられ、治療のためではない薬剤が医療機関の都合とも取れる状況で、安易に強い副作用が懸念される薬が使用されている実態が報告されました。本来、薬害は避けられるものであり、人為的な要因が強いという思いをあらたにしました。

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